アクアソイル工法の株式会社イケガミ

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なぜ「自動灌水システムなし」にこだわるのか

ある現場で大手設計事務所の責任者から「結局アクアソイル工法のメリットって、潅水量を少なく出来る、それだけでしょ」と言い捨てられたことがある。

他にも優れた性能はあるので「それだけでしょ」と言われたことに今でも納得はしていないが「自動潅水システムがいらない」というのは大変なことだ。

例えば500㎡の屋上緑化を作ったとして、そこで自動灌水システムを運用した場合、一回で2300ℓの水を使うことになる。

7~9月は一日二回、毎日。それ以外の季節は三日に一回、6月は水まきをしないという条件に当てはめてみると、年間で598,000ℓの水を屋上庭園のために使う。

㎡あたりに換算すると約1196ℓ。

 幾つかのサイトで調べてみたら、季節によって異なるものの、人は一日で2.3ℓの水を必要とする、らしい。

 人が1年間に必要とする水の量は、

 

 2.3×365=839.5≒840ℓ

 

 598,000を840で割ってみる。

 

598,000÷840=711.9≒712人 

 

500㎡の屋上緑化は、自動灌水システムを運用することで712人が一年間に使う水を消費している。

 

Googleで「2025年問題」と検索すると、「後期高齢者が多くなる」ことについて書かれたページがずらっと並ぶ。

更に「2025年問題 水」と検索すると、「2025年には、安全な飲用水と基本的な公衆衛生サービスを持たない人々が世界人口の2/3に上ると見込まれている」という別の「2025年問題」がヒットする。

ナショナルジオグラフィックは「2025年に27億人が十分な水を得られなくなる見通し」と伝えている。

 

国土交通省によると平成23年度に新たに施工された屋上緑化は25.2ha=252,000㎡。

このうち半分、126,000㎡の屋上緑化が、前述の条件で自動灌水システムを運営したと仮定する。

 

126,000㎡×1196ℓ=150,696,000ℓ

 

一億五千六十九万六千ℓ

 

あくまで仮定だが、これを840ℓで割ってみると、実に179,400人が生きられる水を、日本の屋上緑化が消費していることになる。

 

更に国土交通省の資料には「新たに8.9ha壁面緑化が整備された」とも書かれていた。壁面緑化はほぼ全て自動灌水システムを必要とするから、これを屋上緑化の控えめな面積に加算すると、

 

126,000㎡+89,000㎡=215,000㎡

 

126,000㎡で十七万九千四百人の水だから、215,000㎡だと単純計算で306,000人の水を使う。

 

「飲み水が不足した時に、電気で揚げた水をコンピュータでまくことが許されるのか?」もうずっと前から言っていたことだ。屋上緑化の零細企業が世界規模の大きな話をして笑われるかも知れないけど。

やはり、屋上緑化が自動灌水システムなしで運営できるということは、それだけでも十分価値あることだと思うのですが、いかがでしょうか?

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