アクアソイル工法の株式会社イケガミ

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黄色いコンクリートを、庭に

アクアソイル工法は「屋上緑化工法」ですが「人工地盤緑化工法」という場合もあります。自然の地盤ではなく、人工的に造られた地盤を緑化する工法、という意味です。 
「土壌環境を整える」のような事例は極端だとしても、建築物の外構の土壌環境は一見自然地盤に見えて、実は「土壌の固結」「排水不良」など、人工地盤化しているのではないか?であればアクアソイル工法の技術を応用できるのでは?このことは随分以前から考えていたことでした。

2009年に建築家を通じて「現在駐車場として使っているコンクリートの床を壊して庭にしたい」という相談を頂きました。

元々その家には来客用に広い駐車場を確保されていましたが、新しい家主は車を持たない、あるいは持ったとしても小さな車なので、駐車スペースは最低限確保されていれば十分で、後のスペースは庭にしたいという希望をお持ちとのこと。画像は庭が出来る以前の状況です。

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建築家からは「昔世田谷あたりでよく見かけた、芝生土留の雰囲気が生かせたらいいね」と短いアドバイスをいただきました。こんな感じの外構でしょうか。

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このような場合、床のコンクリートを壊して、そこに新たに土を盛り、庭を造るというのが一般的な手段です。それで最初はコンクリートを斫(はつ)ることを検討しましたのですが、この斫りの費用とコンクリートの処分費用も大きな金額になることが分かりました。コンクリートはリサイクルされるのでしょうが、壊すのにお金をかけるのは勿体ない、とはいつも思うことです。

あれやこれや考えているうちに、冒頭の考えがふと頭を過りました。
グランドレベルとはいえ、コンクリートなのだから、これは「人工地盤」だよな…。

その思いつきと「昔世田谷あたりでよく見かけた、芝生土留の雰囲気…」というアドバイスで生まれたのがこのスケッチです。

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この黄色いコンクリートが屋上の床だと思えば、アクアソイルで自由にアンジュレーションをつけられるので、自由度も高い。
更に世田谷区には緑化に対する手厚い助成があります。全面道路の巾が4m以上であれば、生垣や花壇の造成にかんして助成が受けられます。
みどり33 エライ!

工事は、このように道路側の限られた部分のみを斫り、元のコンクリートは残したままで行われました。

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画面右手に「曲がるコンパネ」が敷設してあります。この内側の部分に土舗装をして、あとの部分にはアクアソイルを客土し、このように仕上げました。

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はしご状の模様は駐車場で、小さな車ならここに停められるようになっています。

別アングルのbefore-afterです。(写真提供:郡山建築設計事務所)

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きっかけはコンクリートの廃棄が勿体ない、ということでしたが、こんな事もできる、という良い事例になったと自負してます。

クライアントの希望+建築家のアイデア+技術=開かれた庭

まちの風景を変えましたね。

事例を増やしたいメソッドの一つです。

O邸外構改修工事/建築設計:郡山建築設計事務所/造園設計:株式会社イケガミ

[植栽基盤]駐車場の上にアクアソイル工法を敷設。端部は芝土留。
[植栽]ヤマザクラ、イボタノキ、灌木類、コウライシバ。 

 

 

 

 

 

アクアソイル工法とは