アクアソイル工法の株式会社イケガミ

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慌てん坊で、お節介

月曜日の、午後2時過ぎのことです。
恵比寿に向かっていた私は、渋谷から山手線に乗りました。
車輛の込み具合は中くらいで、渋谷駅から私も含めて数人が同じ入り口から乗り込みました。

私の目に大きなベビーバギーが飛び込んできました。
バギーには赤ちゃんモデルでもできそうな可愛い乳幼児が仰向けに寝ています。
ハーフかな?いやそれにしても可愛いね、としばらくその子を見ていると、赤ちゃんも私の顔を見て微笑んでいます。

まさに天使の微笑み!

 しかしそのバギー、というかバギーを取り巻く状況が不自然です。
どんな風に不自然かというと、そこにはお母さん、あるいはお父さんらしき人がおらず、赤ちゃんは一人きり。周囲を見渡すと、後方に外国人、そして三人がけの椅子に中年男性二人と、ぐっすり眠っている女性。

親らしき人は見当たりません。

バギーは進行方向に向かって垂直に置いてあり、電車が加速、減速するたびに小刻みに揺れてます。
赤ちゃんにはその揺れが心地よいらしく、更に天使の微笑みを連発… 。私もそれを見てにっこり、とはいえ釈然としない。 

「親は何してるのだろう?」

気になった私は、同じ駅から乗車した女性に「お母さん、いませんよね?」と尋ねました。すると「ええ、まあ」という感じで曖昧な返事。
振り向いて外国人に、「あなたの子?」と聞くと手を縦にして左右に振る「No」の手振り。

次に「この子の親、見た?」と聞くと「No」、「じゃあ君、どこから乗って来たの?」と尋ねると「新宿」の答え。

「じゃあこの子、新宿からここ(渋谷と恵比寿の間)まで一人きりなの?」と聞くと「Yes」

えーっ!もしかして置き去りか?と思った瞬間、得意の慌てん坊+お節介魂が炸裂。

振り向いて車内に向かって大きい声で「だれかこの子の親御さん、知ってますかあ!」と叫んでいました。
車外では、恵比寿駅に車輛が滑り込んだタイミング。乗客の眼差しが私に集中!

 すると、私の脇をさっと横切る人影。

振り返ってバギーを見ると、女性がバギーを押しながら「私です」と言って、そのまま開いた扉からさーっと降りていってしまいました。

車内残され、呆然とする私。

どうやらお母さんらしき人は、向かいに座って眠っていた女性だったようです。
先ほどの外国人を見ると、彼は「まあ、良かったじゃない」というような眼差しでうなずいていました。私も恵比寿で降りなくてはならないので、そのまま車内を後に。 

「子育てはとても疲れるから、きっと眠っちゃったのだろう。何もなくて良かった。」と一応の理屈は立ててみたものの、恥ずかしいような、何とも言えないモヤモヤとして気持ちはそのままなので、その場で妻に電話してありったけリアルに説明。

すると妻は一言、「何でもなくて良かったね」

これでようやく胸がすっきりして、仕事先に向かった私なのでした。

 外国帰りの友人曰く、「アジア某国ならすぐさらわれるよ」と。
これを読まれた方の中にも、色々な意見があるでしょうね。

そこまで酷いことにならずとも、まあ、何もなくて良かった。

 しかしまあ、私が慌てん坊で、お節介なことは、間違いないということであります。

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