アクアソイル工法の株式会社イケガミ

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自分のことは、棚に上げ(長女のエッセイが佳作となって…)

「お前、昔からよくメガネ壊したよな」

久しぶりに事務所を訪ねてくれた大学時代の親友のKの第一声である。

そうだ、こいつの前で二回眼鏡を壊したのだった。

一回目は大学一年の時。自動車教習所に通っていた時のことだった。自分の眼鏡を壊し、困っていた私に、彼は自分の眼鏡を貸してくれたのだった。
確か黄色のセルフレームで、すっきりとした顔立ちのKには似合っただろうが、色黒で顔のデカい私がかけると冴えない兄ちゃんにしか見えない代物だった。
それで教習所に通い、後日眼鏡を新しくして、事無きを得た。

二回目は最初の数年後、酔っぱらっての顛末だった。その晩、Kと、同じく親友のIと一緒に浅草の雷門近くの居酒屋でしこたま日本酒を飲んだ私は、Kの運転する車で彼のアパートに向かった。
Kは運転なので飲んでいなかった。Iは下戸。一人酔っぱらった私は後席にどかっと座り、上機嫌で風に当たろうと少し顔を窓から出した。首都高でのことだった。
その時、視界が急にふわっとぼやけた。酔っていて何が起こったのかさっぱり分からなかったが、眼鏡のブリッジを指で押し上げようとして、初めて気付いた。
眼鏡が、ない。
風圧で眼鏡が飛ばされてしまったのだった。
翌日、焦点の合わない眼で家まで帰り、今度はしばらく予備の眼鏡で過ごした。

というわけで「よくメガネ壊したよな」と言われても仕方ない。
面目ございません。

Kが今更学生時代の失態を持ち出したのには理由がある。

長女が新聞社主催のエッセイコンテストで佳作を頂いた。
(彼女は「和光中学校の卒業式に参加してー両角憲治校長の式辞ー」で書いた和光高校に在籍中。)
その事が嬉しくて事務所を訪ねて来てくれたKに親ばか丸出しで報告した。
エッセイは成績表にまつわる我々親子のエピソードのことが書かれているのだけど、その中で眼鏡が重要な小道具として登場する。
そのエッセイを読んだ後の、Kの「お前、昔からよくメガネ壊したよな」という一言。
彼は「その場が思い浮かぶようだね」とも言った。

エッセイのタイトルは「約束の先」。
読んでみると、我が子相手にとはいえ、随分と偉そうなことを言ったものだと自分でも恥ずかしくなる。
私の昔や、そして今を知っている人でさえ「フフフ」と笑われることもあるでしょう。そもそも、酔って眼鏡を吹き飛ばされるなど、他にも数々の失態を繰り返してきた父なのに…。
そういう誹りを受けるのを覚悟して、やはり嬉しいので、長女の許可をもらって、ブログの最後にリンクを貼ります。推敲する間もなく送ってしまったようで、「てにをは」や句読点に改良の余地はあるけど、よい文章です。

自分のことは棚に上げ 眼鏡壊してお説教(父)

ところで長女に一言。

君はバカではないよ。そう思ったことは一度もない。
人のために一所懸命努力する、私たち家族の誇りです。

鳶がね 鷹を産む事 あるんだね(あ、妻は鷹かな?)

第18回約束(プロミス)エッセイ大賞

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