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さようなら、元気でー和光高等学校 両角憲二校長先生の式辞ー

昨日は長女の卒業式でした。

長女の個人的なことでもあるので、公にそのことを書くのはどうかな、と思うこともあるけど、私はこの学校の素晴らしさをどうしても語りたい。

なので卒業式の校長先生の式辞の感想を書きたいと思います。

 以前も書きましたが、彼女が通った和光中学校、和光高等学校には両角憲二先生という「名物」校長先生がいらっしゃいます。

先生のお話、楽しく、面白く、そして泣かせます。

私ばかりでなく、成長した我が子の姿を見るのと同じくらい、先生の話を楽しみにしている父母は多いに違いありません。

力強い。言うべき事は言う、余計なことは言わない。温かさも、ユーモアもある。

ありそうで、ない。聴けそうで、なかなか聴けないスピーチです。

和光には丸木正臣先生という高名な教育家がいらっしゃいました。
丸木先生のお姿で、強く印象に残ったことがあります。
長男の小学校の卒業式(2006年度)でのことです。
丸木先生は卒業という祝い事もそこそこに、当時の政権のイラン復興支援特措法と自衛隊のインド洋派遣の問題点、そして平和の大切さをお話しになりました。(記憶違いだったらすみません)
正直に書くと、その時は「お祝いの席なのに、こういう話はいかがなものか?」と疑問を感じました。恥ずかしいことですが、当時は自分の身の回りのことに精一杯で、その程度の認識しかなかったのです。

でも今はそのことに意味が少し分かるような気がします。
丸木先生はその時教育家として「言うべき事」を伝えられたのだと思うのです。

私は今回の両角先生の式辞に、あの時の丸木先生のお姿を思い出しました。

両角先生は「根拠のない自信=自己肯定感」、吉野弘さんの詩「奈々子に」(毎回泣きそうになる)、そして「学びは絶対的な喜び」に加えて、今この時に「言うべき事」を若者に向けて語られました。
奇しくも同じ政治家が時を隔てて総理大臣である当時と今。
丸木先生と両角先生のお話に、力強い繋がりを感じます。

ところで、和光というと、「特定の政党寄り」とか「左派」とか言う人が多いみたいですね。
私も友人にそう言われたことがあります。
特定の考えに縛られていたら、こんなにも個性的な人材を育むことをできるはずがない。
少し考えれば分かりそうなものだけど、世界を理解するのに色々な括りがあるのも事実なのでしょう。

話が長くなりました。

今回の両角先生の卒業式での祝辞も「校長室から」で読むことができます。
子育てに悩んだり、思春期の子どもと格闘している親御さんが読めば、きっと糸口がつかめる、そんな内容です。もちろん、そうじゃなくても読む価値ありです。

でも残念なことが一つ。
今回が、校長としての両角先生の最後の式辞となりました。
両角先生は、校長の職を離れられるそうです。

きっと次の校長先生も、ここでしか聴けない、ここでしか体験できない大切な何かを発信して下さるのだと思います。

少し寂しいけど、ここは両角先生の最後の決め台詞で話を締めくくりたいと思います。

さようなら。元気で。 

 そして、ありがとうございました。

和光高等学校 第63回卒業式式辞「校長室から」

 

 

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